2011.6.1 | ||||||||||||||||
建築床特殊性能研究会 | ||||||||||||||||
・床材及び床の帯電防止性能測定・評価方法 | ||||||||||||||||
これまでは、床の電気抵抗や漏洩抵抗の測定値、または歩行により人体に発生する電位の計測値により帯電防止性能を評価していましたが、抵抗値と発生電位の関係や人体による変動要因が含まれていない等の問題点があました。 床特研式帯電試験機は人体をローラーに置き換えて変動要因をなくし、減衰時間を測定することで帯電と減衰の一連の過程を把握して評価します。この評価方法は、「床材及び床の帯電防止性能測定・評価方法」として日本工業規格:JIS A 1455 となっています。 参考文献 *小野英哲、田畠泰幸:人体帯電防止用床の性能評価に関する研究、日本建築学会構造系論文集、第501、pp.25-31、1997年11月 |
(JIS A 1455) | |||||||||||||||
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@ 人の歩行による帯電をローラーの回転で再現し、 | ||||||||||||||||
最大発生電位(Vm)を測定する。 | ||||||||||||||||
A 50Vの電圧をかけて、その半減時間(Dt)を測定する。 | ||||||||||||||||
@とAの測定値から評価値Uを計算して確認する。 | ||||||||||||||||
U=-1.382Vm-0.774Dt+8.168 | ||||||||||||||||
U値 | 評価 | |||||||||||||||
5.2以上 | 水素・アセチレンなどの可燃性の物質を取り扱うことのできる水準 | |||||||||||||||
3.2〜5.2 | 炭化水素系液体・粉黛などを取り扱うことのできる水準 | |||||||||||||||
1.2〜3.2 | 静電気の発生が少なく帯電防止が期待できる水準 | |||||||||||||||
1.2未満 | 帯電防止性能があるとはいえない水準 | |||||||||||||||
手引書 | 前書き | 4.機構・仕様 | 8.妥当性 | |||||||||||||
1.序説 | 5.測定方法 | 9.用語 | ||||||||||||||
2.基本構想 | 6.評価方法 | 10.参考資料 | ||||||||||||||
3.適用範囲 | 7.留意点 | 後書き | ||||||||||||||
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